pythonには組み込み関数というものがあります。
組み込み関数はあらかじめ用意されている関数のことです。
便利なものも多いのでどんなものがあるか見てみましょう!
全部で69個と数が多いので、僕がよく使う19個を紹介していきます。それでも多いですよね
- 計算をするときに使う組み込み関数
- データ型の関する組み込み関数
- シーケンス型に使うことが多い組み込み関数
- for文と組み合わせて使うことが多い組み込み関数
- 覚えておくと便利な組み込み関数
に分けて説明していきますね
目次
abs()
数の絶対値を返します。整数型もしくは浮動小数点型、複素数型で使用できます。複素数を引数にするとその絶対値を返します
abs(2)
pow()
第一引数に入れた数をa
第二引数に入れた数をbとすると
aのb乗を返します。
pow(2,3)
type()
プログラムを記述する際に変数がどのような型なのかを意識することはとても大事です。type()を使用すると変数の型を確認することができます。
pythonでよく出てくる型を以下の表にまとめました
type | 型の意味 |
int | 整数 |
float | 浮動小数 |
complex | 複素数 |
str | 文字列 |
bool | 真偽値 |
list | リスト |
tuple | タプル |
dict | 辞書 |
range | ランジ型 |
type("1")
int()
引数内の数値をint型で返します。
int(5.0)
float()
引数内の数値をfloat型で返します。
float(9)
complex()
()内の引数をcomplex型(複素数型)にして返す.
str()
引数内の数値をstr型で返します。
str(9)
bool()
()内の引数をbool型にして返す。0をbool型に変換するとFalse、それ以外の数値をbool型に変換するとTrueとなる
bool(0)
list()
引数内の数値をlist型で返します。
list((1,2,3,4))
tuple()
引数内の数値をtuple型で返します。
dict()
辞書型を返します!
dict([("key1",100), ("key2",200), ("key3",300)])
range()
rangeというシーケンス型を返します。listやfor文と組み合わせて使うことが多いです。
引数が1つだと 0から第1引数に入れた数-1の要素を持ち、
引数が2つだと 第1引数に入れた数から第2引数に入れた数-1の要素を持ち、
引数が3つだと 第1引数に入れた数から第2引数に入れた数-1で第3引数ごとの要素を持ちます。
range(10,20,2)
len()
シーケンス型の長さ(要素数)を確認することができます。
len(range(10))
max()
シーケンス型の要素の中で最大値のものを返します。シーケンス型は文字列を含むので実は文字列にも使用できます。
max(range(10))
min()
シーケンス型の要素の中で最小値のものを返します。
min(range(10))
enumerate()
enumerate オブジェクトを返します。for文と組み合わせることで、要素の順番に対応した処理を書くことができます。
l = ["A", "B", "C", "D", "E", "F", "G", "H"]
for n,i in enumerate(l):
print(n,i)
zip()
複数のシーケンスを一つにまとめて扱うことができます。 for文と組み合わせることが多いです。
r0 = range(1,11+1,2)
r1 = range(0,10+1,2)
for i in zip(r0, r1):
print(i)
print()
Pythonで文字列や数値、変数に格納された値などを出力します。結果の確認をするときやエラーが出たときの確認作業に使うことが多いです。
print(2+9)
chr()
characterの意 整数に対応した文字列を返します! アルファベットのリストを作成するときに便利!
ord()
chr()の逆です! 一文字の文字列に対応した整数を返します。
ord("a")