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僕が思う理学療法士が大学院のメリット・デメリット

サバくん
サバくん

僕は回復期リハビリテーション病院で働きながら、大学院に通っています。

大学院に進学するか迷っている人の参考になれば嬉しいです

先に大学院に行ってよかったのか?悪かったのか?の結論を言うと、

大学院に行ってよかったです。

大学院に進学するメリット

大学院に行くメリットはたくさんあります。

  • 研究の方法論が学べる
  • 論理的思考が学べる
  • 自分の未熟さを知る

です。詳しく見ていきましょう。

研究の方法論が学べる

臨床で働いていて、疑問に思うことが多くあると思います。その疑問を解決する学問の奥義「研究」の方法を学ぶことができます。研究を行うことで社会全体に貢献することができるようになります。

論理的思考が身に付く

大学院では科学哲学を学ぶことができます。(僕もまだまだですが、)

科学哲学の1要素である論理的な思考は臨床でも大事です。特に根拠のある医療が求められる現代では理学療法士が臨床で治療を行うときに論理的思考が必要となっています。

自分の未熟さを知る

僕的にはこれが一番よかったことです。ソクラテスの「無知の知」まさにこれです。

成長をするには自分の無知さを知るを知る必要があると思います。

加えて、僕は他分野の大学院に進学をしたので自分の分野では当たり前だと思っていたことが他分野から見ると当たり前ではないことにも気づきました。

大学院は研究機関

時々「専門分野を極めたい」と受動的な学びを求めて進学を考える人がいます。僕的にはそういう人に大学院はお勧めできません。なぜなら、大学院は研究機関であって専門学校ではないからです。最新の知見が知りたいだけであれば、論文を読んだり、学会に参加したり、セミナーに参加するので十分です。

大学院に進学するデメリット

デメリット、これは単純です。「時間」と「お金」がなくなることです。配偶者がいれば多くの方がいい顔をされません。もし、いい顔をされた人は良い配偶者と一緒になれたことを感謝して掴んで離さないことを推奨します。(定期的に感謝の気持ち伝えることをオススメします)

時間について

大学院は修士課程2年、博士課程3年(3年で終わる人は少ない)です。博士の学位を取得するのに最短でも5年間の期間が必要です。

その期間は仕事に加えてフルタイム(仕事に行っていない)学生でも大変なタスクを行わなければなりません。

朝の時間帯、仕事終わり、休日、移動時間などの空いた時間を見つけてコツコツ続ける必要があります。要は自己管理能力が問われます。

まとまった時間はない

社会人大学院生にはまとまった時間はあまりないです。細かな時間を利用することが重要です。

お金

大学院に通うにはお金が必要です。必要となる主なお金を以下にまとめました。

  • 入学金
  • 授業料
  • 交通費(必要であれば)
  • その他必要なもの(保険、パソコン、書籍代等)

と年間100万円前後かかります。(国公立や私学、理系・文系で変わりますが、)自分の年収から学費を引いて生活することを考えると結構辛いところがあります。僕は奨学金などの制度を使わなかったので結構きつかったですね、

大学院に行けば長い目で見れば稼げる

「大学院に行けば、給料が上がって数年後に元が取れる」と言う人がいますが、そう甘い話ではありません。

「教授になるために学位が必要ですが、学位を持っている人が教授になれるとは限らない」ことからもわかると思います。お金儲けのような利己的な目的で大学院に行くことはオススメしません。途中で心が折れます。

まとめ

つらつらと大学院に進学して感じたことを記述しました。大学院に進学するか迷っている人の参考になれば嬉しいです。

1つの目安として、大学院に行くか行かないかを迷ったときには「どう社会に貢献したいか?」が1つの判断材料になると思います。

目の前の人を治療して社会貢献をしたい場合は大学院に進学せずに書籍やセミナーに時間やお金を使えばいいと思います。

研究を行なって社会全体に貢献をしたい場合は大学院の進学をオススメします。

大学院に行くデメリットを書いていますが、そんなデメリットは気にならないぐらい充実した大学院生活をおくれています。

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